本格的な冬を迎えつつある季節の中

素敵な外構が出来上がりました。

 

宅地造成から外構まで、当社が責任をもって

工事させていただきました、S様邸をご紹介します。

 

 

広い敷地にカーポート、オリジナルの門袖、人工芝、装飾壁と

内容が盛りだくさんの外構工事でした。

 

S様のお家、本当に細部までこだわりのあるお家なのです。

建物の外観もさることながら、

照明や家具もとてもおしゃれでモダンなものばかり…!!

 

これは…そんな家にふさわしい、見合う外構にしなければと

素材の一つ一つが贅沢なものを組み合わせ、出来上がりました!

 

すべての工事が終わるまで、

とても多くの時間を打ち合わせに使っていただきました。

外構だけで1年以上、一緒にプランを考えてきました。

 

↑まだまだ家が建つのは先だな~と思っていたこんな時もありました。

 

それがあっという間に

 

完成です!!

 

まずは門まわりからご覧ください。

 

 

外壁の色に合わせて、クリーム色の塗り壁と

天然石張りの低い壁を作り、木調の縦格子をプラスして

家の大きさに合うようボリュームのある空間を作りました。

 

ポールライトは植物によく合うように

縦格子と同じく木調のものを採用しました。

 

↓縦格子はタカショー商品

ブラックエボニーという色です。

本物の木みたいですよね!

 

 

木調商品はアルミ色より高いですが

高級感がありますし、色も豊富です。

 

 

敷地の広さ、家の大きさに合う門まわりの空間を

作ることは、とても大事です。

”家の顔‘’ ですからね。

色や雰囲気なども、重要な要素ですし、

植栽も欠かすことはできません。

 

家とエクステリアをつないで

空間を和らげることができるのは、植物だけです。

 

画面向かって右側にはシマトネリコ、

左側にはオリーブを植えました。

どちらも常緑樹です。

 

シマトネリコは、現在、庭木の中ではおそらく

不動の人気No.1を誇っていると思います!

成長が早いので、剪定の回数はやや多いかもしれません。

 

ですが、常緑樹にしては軽やかな姿をしていて、

葉っぱも艶やかでとても趣があります。

 

 

オリーブも人気の樹木のひとつで、

きらめく銀葉がとても美しく、観賞価値が高いです。

枝が自由に伸び、決まった樹形になりにくいので、

ほかの家にはない、特別な存在として

愛着がわいてくる面白い樹木でもあります。

2本を比べると、銀葉がよく目立っていますね。

 

↓裏から見た様子

 

また、表の石張りの壁の手前には

常緑の低木のほかに、宿根草や花が咲く球根を植え付けています。

宿根草は、植え付けたときには小さいかもしれませんが、

年々株が大きくなり、立派に成長していく、

長く付き合える植物たちです。

 

宿根草の多くは、冬には地上部がなくなるか

ほとんど落葉した状態で越冬します。

その間、春の芽吹きに向けて根を伸ばしているので

翌年から徐々に立派な大株になっていきます。

 

球根の植物は、植えっぱなしで毎年花を

咲かせてくれるものを入れておきました。

 

来春からはお花が楽しめる花壇になりますよ。

 

 

玄関ポーチへ続く部分は天然石の乱張り仕上げです。

色は、ワイン色の赤みのあるものを選びました。

実はかなり高い技術が要求されるこの乱張り。

ひとつひとつ丁寧に、美しく見えるルールに従って

職人が石を選び、並べていきます。

 

施工にかかる金額は高いですが、

とても美しいので、毎日通るアプローチにご提案

させていただきました。

石の色、形は不均一ながらも独特の美しさを醸しています。

それが乱張りの魅力でもあり、天然石の持つ味わいでもあるのです。

 

そして、奥に進むと、こんなスペースが……!!?

 

 

 

ご家族が気軽に外へ出て楽しめる空間を作りました。

人工芝の緑が明るく飛び込んできて、そばにはくつろげるベンチ…

 

贅沢です!!!

 

歩きやすいように、30㎝角のコンクリートの平板を敷いています。

単調にならないように形はひし形ぽくしています。

 

 

また、ベンチに行くまでの道として、

スリットの入った細い平板を敷きました。

 

★使用商品

・コンクリート平板:ユニソン リビオ 300角、スリット

 

 

この空間は一番長く打ち合わせ時間を費やしたところです。

どんな感じなのか、そこで何ができたらいいのか、色は?

などなど、本当にたくさんの資料とともに材料も決めました。

 

 

ご夫婦のイメージはリゾート風。

少しでも家の雰囲気とご希望とが擦りあうように

ライトやパネルの模様をリーフにしてみたり

ベンチに使用している石板は溶岩にしてみました。

2枚とも違った表面をしていて個性がありますね。

装飾の細いラインも、ブラウン系の天然石です。

 

 

V字の壁なので、真ん中の折れている空間は

どんな風にして、何を作ったらいいのかな~と考えていたところ…

いいものがありました。

六方石です!

断面が6つあることから六方石と呼ばれています。

(大体4~6の断面を持っています)

 

長さの違う六方石を3本組み合わせて

右の面、左の面、どちらの面を見ても

自然に馴染むよう配置しています。

 

 

足元には黄色の化粧砂利(大理石)を敷き詰めています。

右側に見えるのはニューサイランという植物です。

 

パネルの真ん中にくる位置に、ライトを埋め込んでいるので

夜にはまた違った顔を見ることができます。

昼は外でくつろぎ、夜は外に出なくても

ライトをつけるだけで壁に浮き上がって映る模様を楽しめます。

 

 

昼も夜も楽しめる、憩いの空間ですね。

 

★使用商品

・リーフ模様のライト:オンリーワン シルエットライト タイプ4 リーフ

・デザインパネル:タカショー デザインパネル ユーカリ

 

 

人工芝(タカショー)は毛の長さが3㎝のものを使用しています。

足元には枯れ芝を再現したものが混じっていて

見た目がより本物に近くなっています。

敷地の中にこれだけ緑があると、とても安らぎますね。

 

 

カーポートは三協アルミのスカイリードです。

屋根のポリカは熱線遮断機能付きで、通常のポリカより

グレードのいいものを選んでいます。

熱線遮断にすることで、真夏の車内温度の上昇を軽減してくれます。

色は窓のサッシと同じブラックを選んでいます。

 

工事期間も長くかかりましたが、無事にすべての工事が終わり

引き渡すことができてほっとしています。

お庭でもたくさんの思い出を作っていってもらえると嬉しいです!

 

本当に長い期間、お世話になりました。

S様、ありがとうございました!